本の感想@私の少年⑦
いつだったかに読んだ本。
私の少年7巻
聡子さんに強く共感した部分があって。
それは第31話の冒頭。
年明けに新しいことを始めたり新しいものを買って新しい私にならなきゃって思うのは実家で新しくないものに囲まれて年末を過ごした反動なのかもしれない、というところだ。
新しいことを始めて高揚するのだけど帰ってくると滑稽に思う。
新しいものを買って意気揚々としているのだけど帰ってくると色あせてしまう。
それは、どんなに外の世界で新しい自分になった気がしてもこの環境からは逃れられない、という絶望感からくるのかもしれない。
真修みたいな人が隣に居たらあの頃の私はどれほど心強いだろうか。
そしてどれほど救われるだろうか。